皆さんよくご存知の
「アドレナリン」もこれとよく似た作用を持ちます。
外的なストレスに対して覚醒させ、
活動能力を高めるアドレナリンが
睡眠前に出るようなことがあれば
当然睡眠の質は低下します。
徹夜や深夜遅くまでの作業は
これらを分布つさせる格好のリアクションである、
ということですので避けなくてはいけません。
睡眠の質が上がってくるためには
まず22時以降の活動的な行動は
すべて禁ずるということが大切です。
これによる恩恵は凄まじく、
覚醒ホルモンではなく
成長ホルモンの分泌が促されることで
肌のターンオーバーが活発になり、
男性で言えば脱毛などの加齢による症状が減り、
爪、髪、皮膚など外面の美的なものが
すべて美しさを取り戻します。
また、外部だけではなく、内臓部、
特に「脳」は睡眠の影響をもろに受けます。
これには理由があり、
脳神経細胞は他の細胞と異なり、
睡眠時のみ中に溜まっている老廃物を
外部に排泄することができるのです。
確かに体内の他の部位の老害物は
血液を介して皮膚から汗として排泄されたり
消化器官を介して排便、排尿として排泄されますが
脳の老廃物の排泄、というのはあまり聞きませんよね。
これこそが睡眠の起こす
極端に重要な作用の一つである、ということです。
言い換えれば
「睡眠を十分に取らなければ
脳内には老廃物が溜まり続ける」
ということですよね。